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MY JOURNEY@イギリス

MY JOURNEY@イギリス

ギリシャ1 出発~エーゲ海編♪

1日目:ギリシャは遠い!

目覚めは最悪。
思いっきり風邪をひいたようです・・
普段はひきはじめは軽いんだけど、
なんか昨夜から咽喉をやられてしまい、
そのせいで朝から高熱すら感じる。
悪寒も、関節痛も・・・。最悪のコンディション。
バス停まで歩いている間も死ぬかと思うほどよれよれでした。。
あぁ、やばい。

ヒースローで同行の知人とそのお友達と合流。
知人のお友達は日本からいらしてて、
今回はpartly三人旅でpartly一人旅です。
ま、治安とか考えると完全に1人でないのはものすごく楽です。
一人旅ってトイレとかすごく大変なんです。
早速空港で荷物を見てもらってトイレに行けるから幸せを感じる。(--)

チューターPに修論の原稿を送るため、郵便局へ行かないと。
しかし・・・場所を案内してくれた空港職員が
思いっきり嘘!を教えてくれたので
本当はT2にあった郵便局なのに、
とっても遠いT3まで行かなくていいのに行くはめとなり、
もう具合の悪い私にはカウンターパンチでした。。
無駄なヒースロー内遠足を終え、無事投函。
あぁ、これで修論のことはこれから一週間は忘れます!
頭から修論をまったく消去して楽しむのです・・・

念願のチェックイン。
なぜ、そんなもんが念願がと言いますと、
実は今回この出発前のひとときをずっと楽しみにしてました。
お友達がBAの「ナントカ会員」で、なんかすごいらしい。
同行の私もその恩恵に預かれるとのことで、
それを事前に聞いてたので。

いつものようにヒースローは混雑。
BAもかなりの人ごみでチェックインカウンターは大行列。
しかし、その大行列などはさら~っと無視して
奥のドアへ入る私たち。。きゃ~
そのエリアからもう「スペシャルエリア」で
人ごみから解放され最高です!
さらに歩をすすめていくと、
ででーんと豪華な広くて素敵なチェックインカウンターが!
ヒースローには何百回と来ていますが、
今までは半分も知らなかったのかも。。と思うほど
スペシャルエリアは別世界で広大に広がっていたのでした!
チェックインも5スターホテルのような雰囲気ですませ、
いざ‘選ばれた人’しかはいれない「ラウンジ」へ潜入!
‘一般人’の私は大興奮でした。
「ラウンジ」という未知なるエリアは、
私のイメージしてたイメージをさらにグレードアップした場所で
インテリアも素敵で、設備も何もかもゴージャス。
ソファ、カフェ、ビジネスエリア(コピー、ファックス、ネット使い放題)、ベビールーム、トイレ・・・何もかもラグジュアリ~
大量のアルコールが設置された無人!バーで
お酒、ホットドリンク、オリーブ・フルーツやケーキなど
勝手にいただけるようになってます。
新聞や雑誌も取り揃えられ、
ビジネスマンたちがくつろいでるのです。。
何かとにかく雰囲気が‘一般’とかけ離れた
別世界につくられてるのに驚きました。
なるほど、そうやってクラス分けを
あえてするのが航空会社だもんなぁ。
一般・エコノミーワールドしか知らない私には驚きの世界でした。
(冷蔵庫に並んだありとあらゆるドリンクが持っていき放題(?)
だなんて・・・リュックサックを持ってくれば良かった・・
などとちょこっと思った貧乏人の私。。(--)
でも、日本のおばちゃん団体とかだったら絶対やってるだろう。)

まぁ、心の中は興奮しながらも、平静を装い、
もちろんおとなしく過ごしました。
とにかく具合悪かったのでトマトジュース1杯。それだけ・・
ケーキもフルーツもワインもビールもなーんにも
いただきませんでした。(私ぐらいよ、そんな人!)

のんびりする時間もあまりなく、搭乗時間となり飛行機へ。
ギリシャって思ったより遠いんですね。
時差も+1時間だと思ってたんだけど+2時間!
でもってこちらは昨夜からサマータイムになったので
体感時差は+3時間!!!これはきつそう。。
どこのヨーロッパの都市へ飛んでもサンドイッチ(まずい>~<)ですがギリシャ便はホットミールだし、さすがに。。
暖かい機内食なんて日本便以来だわ。。
ちょっと遠距離を旅してる気分でうれしいです。
熱がどんどん上がってるようで
機内でもドリンクも食事もあまり楽しめず
とにかく今日はおとなしく休息して体調を回復せねば。。

3時間半くらいの長いフライトを終え、
無事ギリシャ・アテネ空港に到着。
異国感をまっさきに感じたのはギリシャ人の顔ね!
ヨーロッパ北部はイギリス人とあまり顔立ちは変わらないし、
スペインやイタリア人は
イギリスにもいっぱいいるので見慣れてる。
ギリシャはイタリア人よりさらに濃い、
彫りのふか~い顔立ちで彫刻みたいなのよね。
そんな人たちがあっちでもこっちでも働いてる空港は
さすがギリシャに来たと思いました。

空港はアテネ市街からかなり離れているようで
ここからはシャトルバス。
とにかく、すごい風。埃。そして、あったかくないじゃん!
寒い!ロンドンとアテネ、気温変わらない!(><)

予想はしてたけどそんな素敵なバスじゃないし、
さらに予想を超える道の悪さ!
空港はさすがにオリンピックに向けて気合を入れたのか
とってもきれいなんだけど
空港を1歩でたら周りはすごいの。荒れ地という言葉がぴったり。
その荒れ地をすごい勢いで大工事してるようで
すごいことになってる。
空港~市内なんていうメジャーな道路を走ってるはずなんだけど
とてもそうは思えないすごい道。
歩道がなかったり、あってもぶっこわれてたり、
建物も車もすごい荒れよう。

とんでもなく貧しい国に来たようだ・・・

というのが私のアテネ第一印象。
結局この印象は変わることなかったんだけど。
雰囲気として、
東欧の貧しさと、行ったことないけどアフリカの貧しさ、
二種類のまったく違った意味の貧困を
うまく両方あわせもった国。
そんな風に感じました。
都市でこれなんだから・・・驚きました。

日本ではどうか知りませんがイギリスでは連日のように
ギリシャの工事の遅れを伝えるニュースがひっきりなしです。
アテネ市長さんもすっかりイギリスでも有名人。
オリンピックは間に合わない、これがBBCや各紙の意見。
確かに。
オリンピックどころか、普通の観光客受入れ、いや、
地元の人の生活自体間に合ってないんじゃ・・。
歩道がない、水道が壊れてる様子、
普通の大きなコンクリートの道に大穴、
ホームレス、たっくさんの野犬!(これにはびっくりした・・・)
あぁ、そしてこのアテネ市内の道路事情の悪さ、車の多さ、
荒れっぷり、砂ぼこり!

ヨーロッパの一都市、ましてや世界文明発祥のアテネ、
ローマを少し小さくしたような素敵な都市、
という私の思い描いてたイメージは
一気にガタガタと崩れ落ちました。。。

アテネのホテルを探す時も、
名の知れた有名ホテルとか高級ホテルの写真を見ても
なんか汚い会社のビルみたいなのばっかりで
不安に思ったのですが確かに。。。
建築とか景観っていうものに
興味・関心がないんでしょうか?ギリシャ人って。
これほど「汚い・美しくない」都市が
ヨーロッパにあるなんてびっくり。
確かにヨーロッパとは言ってもすぐむこうはアラブやアフリカ。
明らかに今まで訪れたヨーロッパの都市とは違いました。

私たちのホテルは外観はそれなりで
内部はネットで見た通りとても素敵で
高級ホテルのひとつだったので一安心でした。。
(けちってたら大変なことになってたかも。。)

ちょっと、アテネのイメージにがっくり。
そして、とにかく寒いギリシャ(イギリスと変わらない!)に
かなりがっくり。
到着後は早速ベッドに倒れ込み、
結局熱は上がっていく一方でもう動けませんでした。
二人には夕食に出かけてもらい、私は部屋で死んでました。。

以前やったのですが・・・
これは「扁桃炎」かも。
咽喉が焼けるように痛くて高熱。。

あぁ・・・明日からはどうしても復帰したいのに・・・

ちなみに、ホテルの部屋から遠く
山上に輝くパルテノン神殿が見え、
やっと、アテネにいるんだと実感しました。

ギリシャ2日目:エーゲ海クルーズ

昨夜は本当に苦しみましたが薬と休息が即効に効いて
目が覚めた時の倦怠感は減っていて体は何とか動きそう。
あれほど具合悪くて熱もすごい出てっていう状態は
そうそうないので、もう今日も絶対だめだと思ったんですが・・
旅の神様が味方してくれたのか・・・よかった(TT)
(しかも、ここまで貧しそうな街で病院ざたにならずよかった)

それでも朝はへとへとで歩くのがやっとでしたが・・
せっかくのグリースブレックファストも食べられず、
ロビーでぐったり気味でバスを待ちました。
今日は「エーゲ海1日クルーズ」へ行くのです。
でも・・・とっても楽しみにしていたのに、
この体調の悪さでいつも以上に船酔いが不安。
そして天気が悪い。
それでもって寒い。
ちょっとイメージしてた太陽サンサン、
コバルトブルーの水面を。。。って絵はどうも無理そうですが、
せっかく予約して楽しみにしてたのだから元気になりたい。。
日本でもどこの国でも、私は「島」が好きです。
大きさにもよるけれども、島っていうのは独特の閉鎖感があって、
島民の人たちは一般的にみなさんあたたかくて、
昔からの伝統や風土、景観や文化が残っている場合が多い。
そして素敵なビーチがあるのも好きな理由。
今回もガイドブックを読んだりして、
ギリシャの昔乍らの伝統や景色が残っていると思われる
それらの小島を訪れて、
ギリシャらしい風土や文化を感じたいなと楽しみにしていました。

迎えのバス登場。
遠い・・・
朝方まで高熱とだるさで死んだようだった私に
早朝のウォーキングはきつすぎ・・・
ホテルピックアップ?嘘だ・・・
どうも私たちのホテルは小道すぎて
バスが面倒で入ってこなかったよう。
(他のホテルの人たちはロビーToコーチで羨ましかった・・・)
港までほんの数分のようですが、風邪薬もまわって、
そんな時間も惜しんで休む私。。
あぁ、このまま1日コーチツアーだったらいいのに・・・
と思うほど体は動かず、船に乗るのはものすごく嫌でした・・
船に乗り込もうとすると早速(?)何やら大騒ぎ。
船って閉鎖された環境で写真とか音楽とか強要されるのが
どうしても好きじゃなくて
静かでのんびり過ごせるクルーズがあると
どんなにいいか・・と思いますがそうしたきゃ、
自分で船を買えってことかぁ。
というわけで乗り込むところで
(何でそんな絵にもならない変な所で撮るの!)
ギリシャの民族衣装を来たお兄さん&お姉さんが
待ち構えていてお約束の強制記念写真。
しかし、お兄さんはかなりグッドルッキングで
(なぜか少しGareth似)しかもなぜか
ものすごい力で抱きしめて来たので
思わずそのパワーのすごさに笑ってしまった。。
せっかくのグッドルッキングのお兄さんとの抱擁写真(--;も
なんか混雑した船の入口で大勢の行列に並んだ他のお客さんも
映り込み・・あぁ、ギリシャのアバウトさを痛感。。
(しかし、そんな写真を普段は絶対買わないのに、
後に1枚だけ買ってしまった私。。安かったの><;)

船の入口で赤と青のチケットを配っている。
うーどうやら青は「じゃぱにーず」って意味らしい・・・
船の中を色で2チームに分け、「青は2階ね~」と分別される。。
私たちが乗って来たコーチはみんな欧米人だったのに
よっぽど日本人が多いわけ?
と思って船の2階に行って納得。そこは日本状態でした・・
すでに団体さんたちが全シートを占領されており、
座る席もない状態で途方に暮れてたら
日本語を話すけど日本人にみえないガイドさん登場。
この方がこの船の日本人添乗員さんか~。
でも、ギリシャにいらして長いのか、日本語も相当ブロークンだし
何より雰囲気とかルックスまでギリシャ人みたいでびっくり。
各国での、ちゃんと現地の人として働いている
日本人の人との出会いは色々私に考えさせてくれます。
そこまで日本人離れできてるとか現地に溶け込んでいるって
思わされるのはある意味でその苦労が他人事ではないだけに
尊敬します。
もっと自分も頑張ろう、とか、反面教師だったり出会いは
色々ですが。
ギリシャという、日本からの直行便も飛んでないような
おそらくものすごく邦人の少ない国で
長年ご苦労されたんだろうなーと
私は目の前で私のために今日の行程を説明してくださっている
ガイドさんのお話を聞きながら、
そんなことを考えていたのでした。。

相席になったカナダのモントリオールから来たという
インド人の大学教授夫妻となぜかイギリスや日本の福祉や教育、
文化について語り合うという・・
なんだか普段の生活に逆戻りしたようなひとときを過ごしてたら
船は最初の寄港地、ひとつめの島に到着。

このエーゲ海1日クルーズは
アテネから南方のサロニコス諸島を巡るもの。
ツアーはこれが定番なので、
どこを通して申し込んでもおそらく同じ船、コースになるので、
これから行きたいと思う方には参考になれば。。
ちなみにクルーズが立ち寄る3島は同じようですが
その日の天候や状況で順番は変更があるようです。

1.ポロス島 POROS
1stisland
ポロス島での1枚。ネコもいいけどこの子はかわいかった!

アテネからおよそ1時間強で到着。
南北に並んだ3島の中では真中に位置し最小の島。
東西10キロ、人口約4000人。サロニコス諸島のなかで
ギリシャの西側のペロポネソス半島にもっとも近い島。
って地図で見たら近いというかほとんど隣接してますね。
ガイドブックの言う通り、島はオリーブと松の緑に覆われ、
丘一面に白い家、オレンジの屋根がはりつくようにあり、
景観の美しさでは他の島にひけをとらない、と。
島の中心でとても静かな港のあるポロスタウンを散策。
白い家、オレンジの屋根が立ち並びエーゲ海気分が出てきます!
美しい景観を楽しみ、お土産屋さんをのぞきましたが
んー・・・島。1日に1~2便の観光船。。
店員さんたちはなんかすごい気合の入りようで
店頭で、しかも日本語でものすごい勢いで客寄せするんですよ・・(--)
ちょっとひいてしまいました。
多様な日本語を濃い~顔立ちのギリシャのおばさん・おじさんが
近づいて来てすごい勢いで売ろうとするのでびっくり。

店員さん「見るだけ!」:日本語
私「わ~これいいね~」:日本語で友達に言う
店員さん「これは~です。(商品説明)見るだけ!」:日本語
私「ほしいけど重いかなぁ~」:日本語
店員さん「とてもいい品物ですよ、見るだけ!」:日本語

と何度も見るだけ!とシャウトされて
買っちゃいけない気分になりました(--)
わかるんだけどさぁ~何がしたいのかは。

美しいエーゲ海に浮かぶ小島の
いかにもギリシャ~なイメージ通りの、
石づくりの階段に土産物を並べたようなお土産屋さんの
店頭に丸くなって座ってる
彫刻のような顔立ちのギリシャのおばあさんが
「安い、これは石鹸。オリーブの。すごくいい」
などと日本語を話してるのは
(日本の俳優T.Tさんも同じ事をおっしゃってましたが)
かなりカルチャーショックでした・・(--)
友達はオリンピックグッズを豊富に取り揃えたお土産屋さんで
オリンピックTシャツを買っていました。
まさにタイムリーなオリンピックグッズなのですが
このキャラクター(だって土人形の兄妹よ!)
どうしてもかわいくない!

船に戻ると青グループは強制的に今度は1階へ。
ランチが始まるのです。
クルーズですから、期待はしていませんでしたが
私にとっては昨夜も今朝も食べてなくて
ギリシャで初めての食事ですから少しワクワク。
テーブルに据えられてたメザ(ギリシャの前菜盛り合わせ)の
量にびっくり。
それだけでもう日本人は結構お腹一杯。
体調の悪いところに、船がものすごい揺れ出してもう格闘状態。
だめ!!!(><)
絶対にだめです・・・
乗り物自体ものすごい苦手なのに、揺れる乗り物の中での食事は
私にはできません。。
しかも船は一番苦手で・・・今日の体調最悪で・・・
豆腐のように大きなフェタチーズ、楽しみにしてたけど
船内オリジナルのフレッシュキウイジュースをエンジョイし、
残念ながら私は早々にリタイアしました・・・
すごく勿体無くて残すのは申し訳なかったのですが
無理して食べて残りのクルーズ
(あとでバスにも乗らないといけない)を真っ青な顔で
トイレで過ごすのは乗り物酔い経験では右に出る人がいない
私には。。具合悪くなると周りの人にも迷惑かかるし。
特に旅の前半だったり一人旅だったり、体調を壊してる時は
どうしても慎重にならざるをえません。。
ごめんなさい・・(><)

船はかなり揺れました。。。
が、ほどなくして2番目の、このクルーズで最南端のイドラ島へ。

2.イドラ島 HYDRA
2ndisland
イドラ島の港をのぞんで。時が止まったような美しい小島です。

東西20キロ、南北5キロの細長い島、人口約2万8000人。
緑は少なく岩の多い島だけど、
ビーチの数や透明度はピカイチとのこと。
18~19世紀にイドラの商人たちは海上貿易で大成功をおさめ
巨万の富を築き、
1821年からのギリシア独立戦争で海戦で大活躍し、
今でもギリシャ人の間では英雄の島として人気が高いそう。

イドラ島は、ストップ時間がポロスより長くてうれしかったです。
ポロス島より大きいのは明らかにわかりましたが、
雰囲気がすごく、さびれてて、
いい~感じに時が止まったような空気と、
ギリシャの島らしいのんびりした地元の人やネコ、
そして車禁止のこの島名物のロバにそんなものたちにあふれた
暖かい雰囲気。すっごく気に入りました。
ギリシャといえばネコ、というイメージそのままに
大量のネコを見かけ地元の人が
「野良なんだけどみんなで餌あげてるのよ~」
と教えてくれました。
ギリシャネコっているのね!
独特の今まで見たことないような
ニホンネコの顔の横の毛だけペルシャみたいなの!
いっぱいネコの写真を撮りました(^^)
時間があったとはいっても港の周りを歩いて散歩し、
お茶を飲んだだけですが、写真の通り、
少し華やいだ雰囲気がいかにもイメージ通りの美しさで
港の中心の古い時計台がとてもよかった。
この島の交通である名物ロバがかわいくって乗りたかったーーー
誰も乗ってないから恥ずかしい&かわいそうすぎて断念。。
車やバイクの乗り入れ禁止の島で、アーティストも多く住み、
静かでのんびりした雰囲気と
おしゃれで華やかな空気をあわせもっていて
アーティストの作品を売るお店が多くありました。

スコールのような雨が降って来て、
壁もドアもないような、私のギリシャのイメージそのままの
(沖縄ぽいっていうとわかる?)
石造りの建物のカフェへ。沖縄もここも、
こういう私は南国の雰囲気ダイスキ。
ギリシャコーヒーはものすごい粉っぽいらしい。。
雨に打たれたらあまりに余計寒くなったのでココアを。
せっかく島をめぐっていても
ビーチとか港以外の場所をまわる時間がないのが
とても残念ですが、雰囲気は楽しめました。
名残惜しくイドラを去る船。。
そこからの景色もとてもきれいでした。

先ほどのポロスを通過し、最南端から最北端の島へ。
この旅で最長のクルーズ時間。。
先ほどの短い移動でも天気は悪くないのにすごい揺れ・・・
ぐぉんぐぉん~船内ではバタバタと
ランチ後の皆さんが倒れていきます。
目の前で噴水もあり・・・(--)おぇ。
私は食事をしなかったのもよかったのかOKです。

3.エギナ島 AEGINA

エギナ島に着いたらコーチツアーです。
これは船内で希望者が予約するオプショナル。
間髪入れず船からバスなのである意味地獄です。
もう相当の方が船酔いで諦めてた人もいました。。
私も船内ではちょっと迷いましたが
バスで神殿まで歩かずに行けるというのと
ガイドさん超おすすめのピスタチオのアイスクリームに
ちょっと心を動かされて決めました。

エギナ島はピレウスから約30キロほどのところにある
サロニコス諸島の中でサラミス島に次いでアテネに近く、
また最も人口の多い島、1万2000人ほど。
古代には独立国家として栄え、アテネとはライバル関係を続け、
独立戦争中には一時ギリシャの首都だったという。
島には赤系の、ギリシャとはまったく違ったエギナの国旗が
あちこちに掲げられそのかなりひらけた雰囲気からいっても、
こういう島に昔首都があって、
だからアテネはローマのような街ではないんだというのが
なんとなくここにきてよくわかりました。
ちょうど来週に聖火ランがあるそうで
沿道にはエギナとギリシャの国旗が対で飾られていました。

島は少し起伏のある丘のような道を通って
一路アフェア神殿をめざします。
低木の松や島名産のピスタチオナッツやアーモンド、
オリーブの木が続き、これらの木を生かした建築、
そして食べ物や文化、現在は観光産業、と
昔の人が本当に自然や土地の特質を生かした生活をしていたことを
改めてガイドさんの話を聞きながら感心。。
そうこうしながら港から北東12キロほどにある
アフェア神殿に到着。

3rdisland

アフェア神殿は紀元前6世紀末から5世紀にかけて
建てられたもので当時の最も優れた建築のひとつだそう。
32本のうちの24本の石柱が現存し、
(うろ覚えだけど)エギナの石灰岩で建てられている、
岩造り?の神殿はギリシャで唯一。
小高い丘の上に立ち真っ青なエーゲ海を一望しているその姿は
ちょうど夕陽を受けてオレンジがかった色をして
とてもきれいでした。
ある意味でギリシャに来た感が初めてでました。

とても驚いたのは、このアフェア神殿はアテネのパルテノン神殿と
スニオン岬にあるポセイドン神殿と並んで3大神殿であり、
その3つを結ぶと三角形になるということで
昔の海を旅する人たちはこの神殿の灯りを頼りにしていたそう。
(うちの大家さんの「世界の遺跡は何でも宇宙人に関係している説」(--:でいけばこの三角も何だか意味があるのかも。。)
遠い遠い地図もなかった時代の人は
この神殿の炎を海からのぞめたなんて
今では考えられないことで、
その当時の空や空気の美しさを想像したら
本当に羨ましいことです。
現代人は便利さとひきかえに今では絶対に
もうみることのできない大自然を失ってしまったんだなぁと、
その当時の星空は満点だったんだろうなぁと
神殿を眺めながらそんなことを考えていました。

・・・古代に思いをはせるのはそれくらいにして
ガイドさんはもうお土産屋さんで
アイスクリームを食べています。
緑色のルックスにえ・・と思ったのですが
さすがピスタチオナッツ名産の島!
めちゃめちゃ美味しかった!
咽喉が激痛であまり食べれない私には
アイスでもつらかったけど
でもとっても美味しかったです。

コーチはその後、島の観光地である修道院?を見学して
(ここは全く私は好きになれなかった・・雰囲気がなくって。。)
港で終点。そこで降りて少し散策しました。
私が興味深かったのは水上マーケットと
洗濯物のように干されたタコたち、
そしてギリシャのおじいさんたちが集うカフェの風景・・・
あ~生活感漂うその雰囲気はギリシャに来た!と思わされました。
水上マーケットはもう一艘くらいしかやっていなく残念でしたが
ギリシャといえばネコとお年寄り!という
私の勝手なイメージ通り、
おじいちゃんにはちょっと若すぎるけど
今日の漁を終えたのであろうギリシャの漁師さんたちが
港で飲んでる風景は何だかギリシャ感満載でした。

ひとつ残念だったのはエギナのタコは
本当にものすごく美味しいらしい。
ガイドブックにも炭火焼でレモンと塩をふって
素晴らしく美味!と出てたし
前出の俳優T.Tさんも
「ギリシャで食べて唯一美味しかったもの」
としてあげていたくらい。
船に乗る前、しかもあの体調で
タコはいずれにせよ食べられなかったけど
もっと時間があれば・・・と思いました。

3島を予定通りめぐり終わった船はいざアテネへ。
船内ではギリシャの民族衣装を来たお兄さんお姉さんが
ギリシャダンスショー。
私は薬も回っていたのであまり見る事なく・・・
(船酔い防止と、
船内の免税品店で輝くフォリフォリを見ないためにも
寝るのが何より・・)
アテネが近づいて来てから、もう人のいない甲板で
エーゲ海に沈む夕日を眺めたのがとっても心に残りました。

アテネ到着、ちょっと寒かったけど
奇跡的に船酔いもせず無事終了。
(船酔いの話ばかり書きましたがストップが多いので大丈夫です、
これを読んで行かれる予定の方、「やめよう」と思わないで下さい!)
一日をとても有意義に使えますし、
アテネとは全く別の歴史や文化、雰囲気を持つ
ギリシャらしいギリシャを短い時間で体験するにはおすすめです。
そりゃ~ミコノスに行くのを何よりおすすめしますが、
そこまでの時間がなければ
ぜひエーゲ海の島々にだけは出てくださいね。
アテネはちょっと・・・・。




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